シルバープレート製、ヴィクトリア時代後期のものと思われます、ビスケットバレル（ビスケットボックス）です。 バスケット型で両サイドからバタフライ状に開閉ができる人気で珍しいタイプです。 中でもこちら持ち手を倒すと開閉出来る便利で人気のタイプです。 蓋にハンドチェイス（ノミとハンマーによる手作業の打ち出し彫刻）も施されていています。 フラットチェイシングという、打ち出し彫刻でありながら、表面に凹凸をつけず、エングレービング（削り出し彫刻）のような効果を狙った彫刻技法です。 1897年～1918年 ビスケットボックスは、ヴィクトリア時代、自分で食事を作ることの無い中産階級以上の人々がちょっとおなかがすいたときに簡単につまめるよう、寝室や、居間のマントルピースの上など、部屋の様々な所に置いてありました。 ダウントン・アビー（イギリスの貴族ドラマ）でも、お屋敷のお嬢様の寝室を掃除していたメイドがビスケットボックスのビスケットを食べてしまうシーンがあったりしました。 ティーのおともに一緒に如何でしょうか✩ 楕円直径：約15.5cm 楕円直径（底のトレイ部分）約20.5cm 高さ：約18.5cm（ハンドル無し） 重さ: 約1200g ビスケットバレルを10数個程所持していますので、一部出品致します。 高価なお品は10万円以上しますが、お手頃なお品をいくつか出品致します。 どれも1点のみですのでお見逃しなく✩.*˚ ★コンディション★ ネジが片方無いですが、じっと見なければさほど気にならないかと思います。 機能に支障はございません。（画像9の〇部分） 持ち手を倒すとボックスの開閉が出来るツメが１箇所折れていますが（画像8の〇部分）、持ち手を倒しての開閉は可能です。 ツメの引っかかりが取れて持ち手が倒れた場合は、蓋を下に少し引っ張ってから持ち手を起こせばまたかかります。 かなりお安くしています。 100年以上も前のお品ですが概ね良好です。 程よくアンティーク感の出ている雰囲気のあるお品です✩.*˚ ※主観には個人差がございますので、あまりにも神経質な方は御遠慮下さいませ。 アンティークについて 近年の物とは違い、製造時から凸凹や、多少の変色等、長い時代愛され続けてきたアンティーク品であることをご理解いただき今後も末永くご愛用いただければ幸いです。