1937年にニューヨークで出版された、ヒャルマー・ランディン(Hjalmar Lundin)著『ON THE MAT AND OFF』です。 1937年といえば昭和12年。弱冠21歳のルー・テーズが初めて世界王座を戴冠した年、カール・ゴッチはまだ13歳でした。 ランディンは当時のアメリカマットにおけるトップクラスのプロレスラーのひとりです。彼は長年に亘る現役生活に中で、実に多くの一流レスラーと対戦経験があり、その中には世界王者だったフランク・ゴッチやジョージ・ハッケンシュミット、エド・ストラングラー・ルイス、スタニスラウス・ズビスコを始め、ファーマー・バーンズやトム・ジェンキンスといった19世紀から活躍するレスラー、珍しいところではメキシコで対戦したというコンデ・コマこと前田光世も含まれます。 ランディンは自身の対戦経験を通して、彼らのレスラーとしての評価を行なっておりますが、同時代のレスラー評定を元プロレスラーがきちんと形に残しているのは大変珍しく、それだけでも資料的価値は十分です。 日本にもおそらく数冊しかないレア本をこの値段のスタートで出品いたします。 内容を重視できる、この本の稀少価値をおわかり方のみ、ご入札をお願いいたします。 シミ汚れなどの経年の痛みは多少ございます。